ハネベン ストーリー 1
- 2018.01.24
- ショップ 秦野
誰にでも思い出に残るクルマがある。
Fさんの場合、それがメルセデスの通称ハネベン、だったのです。
Fさんのおじい様が昔乗っていていつか自分も乗ってみたい、といつも考えていたようです。
こんなイメージだったのかも。。。
ハネベンとは、その名のとおりハネ(WING)が付いた60年代カーデザインの代表のような独特のテール部分を持つメルセデス・ベンツ。
KSKはこのクルマの写真を見ると、60年代のテレビドラマ 「スパイ大作戦」を思いだしてしまう。
Fさんが思い悩むこと数年。。。
ついにKCR Japanが活動を開始するという情報を得て、「ハネベンをさがせ」の依頼をされた。
我々は、KCR Japanはもちろん、KCR Internationalの情報網を駆使して何台かを候補にあげた。
昨年夏場に探し当てたロサンゼルスにあったハネベンは、よさげだったがどうもFさんが納得するような車両ではなかったようだ。
それから数か月経ち、ロスのKCR Internationalのスタッフがサンフランシスコ近郊でオフホワイトの1964年式ハネベン220S (W111)を発見。
二か月ほどかけ我々KCRがFさんとアメリカ人オーナーの間をとり持ち、昨年11月晴れて船積みという運びになった。
本来なら、現地で実車を見て、乗って、いろいろと確認をしてから出荷するのが理想だけども、こうやって実車を見ずに購入するケースも少ないわけではない。
丸二日かけてサンフランシスコまで見に行く予定だったけども、Fさんの判断で写真と情報だけで購入OKとなった。
詳細な写真と資料、オーナーとの電話交渉、等々を経て買い手の希望にあったクルマを見つけ出すのがKCRの仕事。
Fさんの希望通りの車種、価格、程度、がお届けできたと思う。
とはいえ、他に何台もクラッシックカーを持っているFさんも極上のハネベンがどんなものか熟知しているので、今回購入可能な低価格で輸入後すぐに走り出せるとは考えてはいない。
いったん車両をKCR Japanに預け、十二分に手をいれて日本の路上で安全にそして快適に走れるようにしたいとの希望を前々から持っていた。
今回はFさんの了解を得たうえで、KCRのHPにてこのハネベンを特別に取り上げさせてもらった。
シリーズ第一回は、ハネベンの輸入のいきさつを説明させてもらったが、今後はその後を追って報告していきたい。
乞うご期待。
番外ですが、KSKの思い出のクルマはコレ。
オースチンA50、日産がノックダウンで作っていたのを父親が乗っておりました。
我が家の初めてのクルマであります。。。。
KSK