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ビートルズのイベントで思うこと

先週末のこと、下北沢であるイベントがあった。

題して「愛と下北沢とビートルズ」。

11ものビートルズのコピーバンドがそれぞれビートルズの楽曲を演奏する、という催し。

なかなか聞きごたえのある、久々に良いコンサートだったと思う。

この手のコピーバンドといえば、リアルタイムでビートルズを聞いていた人達による演奏が多いのは当たり前。実際に出場したバンドのほとんどが「おじさんグループ」だった。

で、その中で唯一学生のバンドが出演。司会者氏の説明によると、60年代にビートルズが世に出てきて世界中を熱狂させたときの彼らと同じ年齢のグループ、とのこと。てことは若干21歳22歳、大学四年生。。。

まずはとりあえず百聞は一見に如かず。。。The Colties。。。

https://www.youtube.com/channel/UClA_hfSQFqDFZAOScVJisOg

当時をリアルタイムで知っているKSKにとっては、「最近の若者はわかっとらん」と考えがちだったけども、この日はちょっと考え方が変わった。

インターネットの普及でむかーしの映像や画像は難なく手に入る環境がなせる業か、最近の若者はスピードと効率の良さをもっていろいろと研究している様子。

とにかく、この日会場に来ていたおじさんおばさんの観客たちは、予想に反してこの子たちの演奏に感動して帰ったのではないだろうか。。。演奏が始まったときに「お、なかなかやるじゃん」という声も聞こえてきた。

実際に、やはり若さのパワーというのは残念ながらおじさんバンドでは感じられない。

で、クラッシックカーの事を考えてみた。いままでKSKの興味の対象はあくまでも自分が見て接したリアルタイムのクルマだったような気がする。ただし当時は高価で若い自分には到底手の届くものではなかったので、大人になってそれを購入できるようになってからそれなりにクラッシックカーを楽しんできた。

でも今回のColtiesの演奏を見ていて、彼らの生まれるとっくの昔に解散してしまったビートルズをここまで理解し再現して楽しんでいる姿は、正直とてもおどろきだった。

クルマでいえば、KSKが戦前のベントレーとかブガッティに心底入れ込むようなものである。

今までリアルタイムの呪縛にとらわれていた気持ちが、このコンサートですっかり取れ払われたような気もした。

老いては子に従え、とはよく言ったもので、今後はちょっと自分の生まれる前に世の中にあったクルマにももうちょっと目を向けてみようかな。。。

同時に、若い子が60年代70年代のクルマを真顔で語っていたとしても真剣に聞いてあげよう。

Coltiesよ、ありがとう!

KSK