KCR Blog

KCR Japan のブログコーナーです。

エラン物語

先月、工場長の帰国と前後して1967年式のブルーのロータスエランがショップに来た。
Lotus Elan DHC (Drop Head Coupe)、 1600cc DOHC 4輪ディスクブレーキ、4輪独立懸架、FRPボディ、などなど、昭和42年当時としてはとてもハイパフォーマンスなスポーツカーなのだ。

このクルマとKCRの付き合いはとても長い。
KCR International のあるロサンゼルスのショップにMくんがひょっこりあらわれたのが、もう10年ほど前の話。
M君のドリームカーは、子供のころからこのロータスエラン。夢にまで見たエランをロスで手に入れ、ある日、KCRの存在を知ったMくんはショップを訪ね工場長に相談をした。
工場長が見立てたところ、かなりいろんなところがメチャクチャで、何度かの修理と整備を繰り返し本来のエランらしく日常的に乗れるようになった。その後Mくんはエランの良さを満喫できるようになった。

ある日、Mくんがエランをレストアしたいと言い出した。
転勤でアメリカを離れるので、エランを残しレストアの時間にあてようとした。
Mくんの購入した中古のエランは修復歴があるのは把握していたが、ボディを下ろしてみたらフレームにだいぶゆがみと痛みがみられた。
フレームの修理をするより、新品のフレームを使用することにした。Mくんが選んだのはSpyderシャーシー。

あっという間に月日は流れ工場長の帰国が決まり、レストア途中でバラバラだったエランは、エンジン、ミッション、タイヤなどを仮組した状態でエランは日本に出発する日を待った。

つづく、、、

KSK