KCR Blog

KCR Japan のブログコーナーです。

歴史的遺産

あるお方の倉庫に行く機会にめぐまれた。
戦前のクルマが3台。
1926年のRR、1938年のHotchkiss (ホチキス)、1939年のMatFord(マットフォード)。
はずかしながら、KSKはホチキスもマットフォードも知らなかった。
もともと戦後復興期以降のクルマしか興味の対象ではなかったから、戦前のクルマはビンテージカーを好むオジサマたちの世界のものだとばかり思っていた。
今では自分もいい年齢のオジサマになっているので、こういう言い草も変なものだけど。。。
で、実際にその戦前の3台に今日はじっくり接してきた。

どれもこれも文句なく美しい。。。
ボディデザインだけでなく、身にまとっている部品の数々がとても魅力的だった。
自動車そのものが贅沢品だった時代の、夢のある部品たち。。。

まず、マットフォード。フランスのマチスとアメリカのフォードがコラボしてフランスで生産された数少ないクルマ。このブランドのクルマは、1934年から1940年の間にしか生産されなかったらしい。

お次はホチキス。こちらもフランス製のクルマ。1955年までホチキスは生産されたらしいが、特に戦前のホチキスは美しい。ホイールが同時期のマットフォードに酷似しているのもフランス製だからか。
ヘッドライトは、あのMarchal。まだネコマークになる前のものだ。

最後は有名なRR。1926年製なんてそんなに身近に見て触れる機会はないかもしれない。
こちらのヘッドライトは、やっぱりルーカス製。

それにしても、ほとんどオリジナルに近いこんなに古いクルマを拝見させていただけたことは、本当にラッキーとしか言いようがない。
戦後の量産品に比べて、やはり戦前のクルマの作りの良さは別物のような気がする。
これからもっと戦前のクルマのお勉強をしなくては。。。

それにしても、奥が深いな、クラッシックカー。。。

KSK