悲劇!?ケーターハム、エンジン修理に。。
- 2017.11.11
- B-02 ショップ USA
Kohです。
なかなか調子よく走っていたケーターハムスーパー7、んがしかしオーナーさんから悲痛な電話が。。。
「エンジンオイルが全部出ちゃって、しばらく走っちゃったよぉ~」
!!オイル出ちゃったって??
どうやらオイルパンを打ち、穴が開いて一気にオイルが漏れちゃったらしい。油圧がゼロを指しているのに気付き、避難できるところに駐車したのだが、少し走ってしまったとのこと。いやしかし、どこでオイルパンを打ったかというと。。。
アメリカにはオソロシイものがあるのだ。
コレ。。。 現場とは違う場所のものだけど、駐車場の出口などにたまに設けられている。 この写真では右手奥の青丸方向から走ってくるとタイヤがツメを倒し問題はない。(靴で踏んでいる写真のとおり)。。。んがしかし、逆走した来たりバックで戻ろうと赤バツ方向ではツメは倒れないので容赦なくタイヤに大穴が開くというシロモノ。
件のケーターハムは逆走したわけではないのだけど、低いオイルパンがツメにあたり、タイヤで踏むのとは若干違ったのか、このツメでオイルパンが破られてしまった。。。写真の場所より現場は土台部分がこんもりしていて、結果ツメの位置も高かったのかもしれない。。
おおおおお~っ!!
とりあえずはオイルパンを直してエンジンをかけてみよう。。このリヤディープのオイルパンが探してもなかったので直してしまおう。。
切り取って新たに鉄板溶接して治して、ドレンプラグも底面で出っ張っていたのを位置を変えて付けた。たまたまメルセデス用のドレンプラグがあったのでそれを使い、それに合わせてオイルパン側に受けを作った。
オイルピックアップも多少調整して、さてこれでエンジンをかけてみると、異音も出ず。大丈夫だといいけど、少し走ってみて異音がしてきたらダメかも、、状況からするとダメな予感も。。
で、、、しばらくしたらやっぱりダメだった。腰下からガラガラと音を立て始めて、ベアリング(メタル)が逝ってしまわれた様子。。エンジン降ろしますぅ。
一番のロッドベアリングが割れちゃってます。
オイルピックアップのスクリーンやオイルパンに剥がれたカケラが。。
というわけでこの際ヘッドもリビルト、エンジンO/Hとなりました。
エンジンを降ろしたついでに、トランスミッションもクリーニングしてペイントしておいた。
また元気に走れるようにしなくっちゃ。
Koh